-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
2024年12月 日 月 火 水 木 金 土 « 12月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
今回は打放しコンクリートの木目補修事例をご紹介致します。
打放しコンクリートの木目仕様は本実型枠を使って杉板を加工した型枠を使用してコンクリートを打設します。すると表面に木目が転写され独特の風合いをもつ木目コンクリートに仕上がります。しかし、綺麗に仕上げるには型枠大工やコンクリート打設時に洗練された技術を持つ職人の技が必要です。
どうしても綺麗に打設出来ずに補修が必要な部分も出てきてしまうことが多々見受けられることが現状かと存じます。
私共Realizeでは打放しコンクリート仕上げのプロフェッショナルとして、より良い外観や景観を引き立て、魅力のあるコンクリート仕上げを目指し日々施工しております。
一事例を紹介して参ります。
今回の場合は設計変更の都合で、一面ブロック積みの壁をモルタルで総シゴキした壁に
隣の壁の木目に合わせてモルタル面に木目を描画してクリヤーで表面保護を施しました。
引きでみるとこのような感じに仕上がりました。
お施主様は芸術家の著名人でしたので緊張しましたがご満足頂くことが出来ました。
私もお気に入りの大豪邸です。お施主様には幾度となく差し入れや昼食を頂き、
仕事冥利に尽きると大変感謝しております。
今日は打放しコンクリートの普通べニア型枠の補修をご紹介します。
通常、コンパネと言ったらこのラワン合板のことを言うようです。私共打ち放し専門で現場に行っている者としてはパネコートと呼ばれる表面がツルツルになるコンパネをイメージしてしまいますね。
今回はこのべニア柄のコンクリート打ち放しの補修をして参りました。
おそらく、上層のコンクリート打設の際、木の灰汁が下に流れて茶色くなってしまった物だと思います。
ここまでの灰汁ですと薬品で洗っても、ペーパーがけで磨いても全部は取り切れません。
綺麗な面のべニア柄に合わせて模様を描画しました。
→
普通べニア型枠仕上げのコンクリートもダイナミックで格好いいですね。
今回は打ち放しコンクリート木目の補修事例をご紹介させて頂きます。
杉板の型枠が打設の際に曲がってしまってコンクリートの打ち上りがくの字になってしまったケースは意外と良く見受けられます。共にピンホールと呼ばれる気泡の穴が全体的に目立ってしまっているケースでは、補修で治すことは可能ですが、この補修が「いかにも」補修しました!という仕上げはもはや打ちっ放しコンクリートではない。という意見は私もちろん重々承知しており、そのいかにも補修しました という感じを無くし自然な風合いを醸し出すことこそが我々の仕事です。
私共は最近よく見る打ち放し補修仕上げをただ綺麗になったから良しとせず、極力本物の打ち放しコンクリート仕上げと呼ばれる素地感を追求し常に技術の向上を図り地道に行って参ります。
→
2020年明けましておめでとうございます。このページを見て頂いている方々はコンクリートのエキスパート又はコンクリートに関わっている方々がほとんどだと思います。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
今回ご紹介する施工事例は2019年12月に施工した地元横浜の工務店様より当社HPからご依頼戴きました。誠に有難うございます。
コンクリート打ち放しの壁自体は割と綺麗に打ち上っている印象ですが、よ~く見ると小さな気泡や何か上から液体が流れたような白い痕を綺麗にしたいとのご依頼でした。このような、一見そのままでも良いのではないか?これこそ打ち放しコンクリートでしょう。という意見もございますが、このままコンクリートに何も施さないと、2年後位には酸性雨や排気ガス等によりコンクリートは黒~く汚れていってします。ですのでこの新築の段階でコンクリート専用の撥水剤とコーティング剤を塗布しておくことをお勧めしております。もちろん、細かいピンホールはノロの流れた痕のようなものは綺麗に補修してから塗布します。付随して取り合いのピンク色のレンガブロックも補修しました!
→
2019年も早1カ月半が経過しようとしています。時の流れは平等で速く感じるものです。この全人類に平等の時間をどのように使うかで人生は変わってくるのですね。
さて、私はと言いますと…ひたすら打ち放しコンクリートの補修に尽力しております。 今日はコンクリート杉板模様の施工例を紹介します。コンクリート打ち放し仕様の建築はとてもエレガントな印象とクールで知的で力強い重厚感を感じます。
その中でもこのコンクリート杉板仕様はとてもエレガントで歴史あるインパクトのある仕様であると言えるのではないでしょうか。このセンスの良い設計に敬意を表したいと思います。
現場レベルの話ですが、どうしても100パーセント綺麗にコンクリートを打設するのは非常に難しいと言わざるを得ません。どうしてもピンホールやジャンカ、孕み、板目違い、ピーコンの位置調整等が発生することが付き物です。
我々Realizeはそのような不具合をいかに自然なコンクリートに魅せるかを日々追求しております。
写真の通り美しい杉板の模様を復元します。
このような打設後の酸性雨などによる白華現象や型枠の灰汁(アク)等も綺麗に補修致します。
上の写真の場合は特殊工法による色合わせ補修を施しています。
打放しコンクリートの仕上げはとてもデリケートで、打設後の雨による白華現象は良く起こる現象です。打放しコンクリートだから打設してそのままの仕上げでしょう!と安易に考えられていますが、実はそこには基礎から丁寧な型枠の建て込み、コンクリートの打設時には入念なバイブレーションや叩きが必要で簡単ではないのです!
打ちっ放し!だと侮るなかれ。と言うことです。
しかし、綺麗に仕上がった打放しコンクリート建築はそれはそれは美しい。
新年明けましておめでとうございます。
コンクリートマニアのリアライズ田島です。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
昨年は沢山のお客様にご支持頂き多忙な一年を過ごさせて頂き誠に有難く思っております。ブログの更新が疎かになってしまっていたので本年は随時更新していく所存でございます。
さて、昨年夏ごろに行ったコンクリート住宅の改修工事事例をご紹介させて頂きます。
都内一等地聳えるK様邸ですが、築30年ほどの趣を感じる建物ですがこの度改修工事を
施すこととなりました。
歴史を感じるコンクリートですが恐らく壁を見るに新築時には外壁コンクリートに撥水剤やクリヤーといった物は塗装していなかったものだと思います。当時はコンクリート打放し用の撥水剤やクリヤー等の剤料はそんなに無かったようです。 まずは高圧洗浄で表面に付着した汚れを落とします。この工程で出来る限り綺麗に洗浄することが肝心です。
今回は洗浄後にプライマーを塗り→クリヤー塗装でコーティングします。その後コンクリート調の色をエイジング工法にて色を付けていきます。最後にフッ素クリヤーを塗って完成です。クリヤー系の材料を合計3回塗っているので雨もばっちり弾きます。私共は最低20年は綺麗を保つ仕上げを心掛けて施工しております。